1949-11-25 第6回国会 参議院 予算委員会 第5号
併しながら補給金を先ず外したときに銅鉱業者が騒がれたときの、当時のニユーヨークの建値はたしか十五セントだつたかと存じております。今日は十八セントになつて参りまするというと、さて問題が非常に変つて来た、これ程建値に非常に左右される鉱業であります。そこでいずれに、いたしましてもストツクが非常に多い。
併しながら補給金を先ず外したときに銅鉱業者が騒がれたときの、当時のニユーヨークの建値はたしか十五セントだつたかと存じております。今日は十八セントになつて参りまするというと、さて問題が非常に変つて来た、これ程建値に非常に左右される鉱業であります。そこでいずれに、いたしましてもストツクが非常に多い。
そのために、過般社会に、あるいは議長に、その当局に、銅鉱業者はこの補給金の問題で陳情に來ておる事実は、皆さんよくおわかりのことであると私は思うのであります。これは銅鉱業ばかりでなく、この日本の硫化鉱石の生産に重大なる関係を及ぼす。從つて、その硫安、過燐酸肥料の減産、工場の休業というような状態に立ち入るのであります。從つて、全國農民のこの需要者にもまた不安がもたらされるのであります。
しかしながらなお日本の銅鉱業者は実際に十八万円で、十八万円が正しか正しくないかは別問題といたして、少くとも非常なる消費者價格との間に大きな開きがある。消費者の方はただいまでは十万円見当、あるいは十一万円見当でなければ買わない、こういう大きなひらきがあるのであります。